キャンプツーリングでおすすめのテントの選び方
バイクでキャンプに行く場合、積載量には限界があります。
その制限の中でも出来るだけ快適なキャンプをしたいものです。
そんな中、 積載量にもキャンプの快適さにも大きな影響を与えるのがテント です。
テントはどのようにして選べばよいでしょうか。
テントの選び方
テントを選ぶ際のポイント
- 重さ・収納サイズ
- 設営後の広さ・高さ
- 設営・撤収し易さ
- インナーテントの有無
- 出入り口の数
- 素材
重さ・収納サイズ
繰り返すようですが、バイクでキャンプに行く場合、積載量には限界があります。
設営後のスペック次第ではあるものの、可能な限り 軽くて収納サイズが小さいものを選びたい ですね。
設営後の広さ・高さ
寝る面積と荷物を置く面積は最低限確保しましょう。
荷物は外に置いておくと割り切ってもよいですが、やはり 盗難の心配 はあります。
また、 雨で避難したり、冬場寒くてお篭りする場合なども考慮して広さを選定する 必要があります。
設営・撤収し易さ
キャンプで設営する際、複数のギアを準備する必要があります。
撤収する際もまた然りです。
素早く設営・撤収できれば楽 ですし、 突然の雨などにも対応 できます。
インナーテントの有無
インナーテントには次の効果があります。
- 虫などの侵入を防ぐ (蚊帳の役割)
- テント内外の寒暖差で結露が発生して服などが濡れてしまうのを防ぐ
蚊の出る季節はほぼ必須でしょう。
出入り口の数
出入り口が複数あれば、 暑い季節でも風通しが良く快適 に過ごせます。
ベンチレーターだけでは風通しには不十分でしょう。(換気や寒暖差の調整にはよいです。)
また、 コットを使いたい場合、小さいテントで出入り口が1つだと入らない ことがあります。
素材
テントの素材で代表的なものに以下があります。
- ポリエステル
- 最も一般的な素材で吸水性が低くすぐ乾く
- 安価
- 燃えやすく、火の粉ですぐに穴が開く
- ナイロン
- コットン
- 結露を防ぎ、テント内が暖かい
- ポリエステルやナイロンと異なり、水を吸収して重くなり、乾きにくい
- 火に強い
- ポリコットン (TC、T/Cとも呼ぶ)
- ポリエステルとコットンを混ぜた素材
- それぞれの素材の中間的な特徴を持つが、雨には弱い
素材によって天候や焚き火との距離を考える必要があります。
テントの種類
テントの種類には様々なものがあります。
ここでは、ソロキャンプを前提として、主要なものを具体的な製品を交えて紹介します。
ドームテント
テントには様々なタイプがありますが、ドームテントは最もオーソドックスで使いやすいタイプになります。
キャンプツーリングでドームテントと言えば、コールマンのツーリングドームST・LXが最も有名でしょう。
しかし、筆者は敢えてコールマンのツーリングドームではなく、 wolfyok outdoors ドームテント をおすすめします!
実は筆者もツーリングドームST と LX で悩んだ末 LX を購入して使っています。
ソロで使うには十分広く荷物も入るし、STよりもちょっと重いだけでほぼ収納サイズも変わらないのでLXを選びました。
キャノピーを張ればタープも不要なので非常に満足していました。
しかし、wolfyok outdoors ドームテントを見つけてしまった時、こっちがよかったなぁーと思ってしまいました。
理由は以下の通りです。
- ツーリングドームSTよりも軽く、収納サイズも小さいのに、設営後の広さはSTとLXのちょうど真ん中
- 耐水圧もツーリングドームより上
- 安い
- スカート付きのものもある
wolfyok outdoors ドームテント おすすめです!
ワンポールテント・ティピーテント
ワンポールテントは設営が楽 なのが最も良い点です。
ドームテントと比べて高さがあるので中腰にならず楽ですが、 上の方が先細りしているので空間は狭く感じる かもしれません。
また、インナーテントはテント内全体ではなく、空間の約半分・寝るスペース分だけのものが多いです。
筆者の知る限り、ドームテントはポリエステル・ナイロン素材のものが主ですが、ワンポールテントはコットン・ポリコットン素材のものも多くあり、 冬場のお篭りキャンプに向いている のではないでしょうか。
バンドック ソロティピー1TC は、TC素材でスカートも付いており冬キャンプにぴったりで、薪ストーブのインストールも可能です。(4.8 kgとやや重いですが)
キャンプツーリングとしては以下の DOD ライダーズワンポールテントも有名です。
パップテント
パップテントは、もともと軍隊で使われていた軍用テントのことで、軽量コンパクトなモデルが多く、その 無骨なスタイルが人気 です。
インナーテントはワンポールテントと同様、空間の約半分・寝るスペース分だけのものが多いです。
コンパクトなだけあって高さがあまり無いものがおおく、キャノピーを張った際はチェアではなくお座敷スタイルで利用されている方が多い印象です。
このパップテント人気の火付け役になったのが バンドック ソロベース です。
TC素材で薪ストーブのインストールも可能で、冬キャンプにも向いています。
このバンドックソロベースにサイドウォールやスカートなどを追加してさらに進化させた バンドック ソロベースEX というテントもあります。
コットテント(テントコット)
コットテント(テントコット)は、 簡易ベッドのようなコットの上にテントをくっつけたもの です。
テントが地面と接しないので底冷えせず、また、グランドシートを敷かなくてもテント底の汚れや破損の心配が少ないです。
インナーテント内は寝る面積しかないので(コットの上なので)、前室に荷物を置くことになります。
筆者は タンスのゲン ENDLESS-BASE コットテント を使っており、非常にコンパクトで寝心地が良くて気に入っています。
しかし荷物置き場がないので、タープと組み合わせて小川張りにして荷物置き場と居住スペースを確保しています。
まとめ
テントを選ぶ際のポイント、主要なテントの種類について紹介してきました。
- 1つに絞るなら ドームテント
- 冬場に特化するなら TC素材でスカート付きの ワンポールテント か パップテント(パップテントはやや ロマン枠 )
- 快適な睡眠スペースだけあればいいなら コットテント
といったところになるのではないでしょうか。
最後に
ぺーぺーSE Vlog という MotoVlog の YouTube チャンネルもやっています。
よろしければ是非見てみてください!